インカムとは、イヤホン・マイクと無線機を使用して遠隔地にいる相手と会話をするための通信システムです。電話と異なり、相手への呼び出しなしで直に音声が届けられるため、即時性が求められる現場で大きな力を発揮します。
今回は、そんなインカムを飲食店に導入するメリットをご紹介します。また、飲食店にインカムを導入するとどのような場面で役に立つのか、そして導入するにあたって気をつけるべきポイントにも一緒に取り上げます。
インカムの導入を検討する際は、ぜひ参考にしてください。

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インカムを飲食店で導入するメリット

現在さまざまな分野で採用されているインカムですが、飲食店に導入する場合どのようなメリットがあるのでしょうか。主な利点について順番にチェックしていきましょう。

メリット1:店舗内で連携しやすくなる

飲食店でインカムを導入すると、店舗内のスタッフ同士で連携が取りやすくなります。飲食店のスタッフは、主にホールとキッチンに分かれて作業をするのが一般的です。
それぞれの作業現場が異なるため、お互いの現在の状況がわからず、効率的に業務を進められない場合があります。たとえば、限定販売のメニューが売り切れているにもかかわらずオーダーを取ってしまう、
料理の完成に気づかずお客様を長時間待たせてしまうなどです。

これらのトラブルは、とくにお客様が増えるランチタイムやディナータイムになると発生しがちです。結果、お客様の満足度が下がってしまい、店舗全体の収益にも大きな影響が出てしまいます。
しかし、インカムを導入すればいつでも業務連絡ができるため、オーダーミスを減らし、店舗全体の業務効率を向上させることが可能です。また、緊急時の連絡もスムーズにできるため、トラブルや事故も未然に防げるでしょう。

メリット2:併設している店舗とも連携できる

併設している店舗とも連携が取れる点も、インカムを飲食店に導入する大きなメリットです。昨今は、複数の店舗を併設している飲食店も少なくありません。
それぞれの店舗が異なるサービスや商品を提供すると、お客様の来店機会を増やせます。また、お互いの店に足を運んでくれたお客様の情報を共有すれば、より質の高いマーケティングが行えるでしょう。

しかし、連携が上手くできなければ店舗のサービスの質が低下し、お客様が離れる可能性もあります。インカムを導入すれば店舗同士の連携が取りやすくなり、サービスの向上のみならず、店舗間の信頼構築の役にも立つでしょう。

インカムを飲食店で導入した場合の用途

インカムを導入した場合、どのような場面で使用できるのでしょうか。具体的なインカムの活用シーンをご紹介します。

用途1:お客様のご案内

インカムはお客様を席まで案内する際に役立ちます。お客様が来店したときスタッフは、来店したのは何人か、空いているテーブルはどれか素早く把握して案内しなければなりませんが、1名ですべてをこなすのは決して簡単ではありません。
インカムなら、最初にお客様を出迎えたスタッフが来店人数を共有し、ホールで待機しているスタッフが空いている席の情報を連携すれば、スムーズにお客様を案内できます。

また、スタッフの手が空いていない場合はほかのスタッフにヘルプを頼みやすい点もインカムの大きな利点です。

用途2:オーダーの伝達

インカムがあればオーダーの伝達もしやすいです。従来の口頭形式の注文では、お客様のオーダーを取ったら一度ホールからキッチンまで移動し、改めて注文を伝える必要がありました。
しかしインカムがあれば、その場で直接キッチンのスタッフに注文を伝えられるため、全体の作業をスムーズに進められます。

また、料理の提供状況をお客様に尋ねられた際に、その場でキッチンに尋ねられる点もインカムの強みです。迅速な対応はお客様の満足度向上にもつながります。

用途3:料理の受け渡し

インカムを導入すれば料理の受け渡しもスムーズに行えます。飲食店において、オーダーを受けてから料理をサーブするまでの時間は早いことが理想です。
しかし、ホールとキッチンそれぞれの連携が上手くいっていない店舗では、料理が完成してもホールのスタッフが気づけず、お客様を長時間待たせてしまうケースも発生しています。

インカムを使用すれば、ホールのスタッフにすぐに連絡ができるため、素早い料理の提供が可能です。また、オーダーミスが発生した場合も、情報を共有することで迅速にミスをカバーできます。

用途4:重要事項の伝達

インカムによって、スタッフ間で共有すべき重要事項の伝達もスムーズに実施できます。たとえば、オーダーの際にお客様からアレルギーの有無について伝えられる場合がありますが、
情報伝達がスムーズに行われなければ大きなトラブルに発展する可能性もあるでしょう。

インカムを使用すれば、その場ですべてのスタッフに情報を共有できるため、情報の伝達漏れを防ぐことができます。ミスを減らせれば店舗全体の信頼度が高まるだけでなく、スタッフの精神的な負担も減らせるでしょう。

飲食店におすすめのインカム

現在ではさまざまなメーカーからインカムが販売されていますが、そのなかから飲食店におすすめの商品をいくつかピックアップしてご紹介します。インカムを選ぶ際は、ぜひ参考にしてください。
以下の商品は、いずれも株式会社ジャパンエニックスで取り扱っているものばかりです。興味を持った方は、ぜひ公式サイトからお問い合わせください。

UBZ-LS20

UBZ-LS20は、株式会社ケンウッドから販売されているトランシーバーです。国内外で広く愛用されているUBZ-Lシリーズの最新機種で、飲食店でも使用されています。
単三アルカリ電池3本で最大100時間運用可能、防塵防水性もあるため水はねが発生する現場でも安心です。また、ホワイトバックライトを採用しており、夜間の視認性が向上しています。

本体のキー表示もシンプルのため、過去にインカムを使用したことがない初心者でも問題なく使いこなせるでしょう。

▶UBZ-LS20について、こちらからさらに詳しくご覧いただけます。

FTH-314

FTH-314はスタンダードから販売されているトランシーバーです。本体は手のひらにすっぽりと収まるサイズで、扱いやすさに定評があります。
雨天や粉塵が舞う環境でも使用可能な耐久性も兼ね備えており、飲食店はもちろん、建設現場でも重宝されている機種です。

単三アルカリ電池1本で30時間運用可能なため、急な電池切れにも対応しやすい点もFTH-314の特徴といえます。オプションのアンテナバンドも5色展開されており、個人やチームの識別におすすめです。

▶FTH-314について、こちらからさらに詳しくご覧いただけます。

UBZ-M31E

UBZ-M31Eは、ケンウッドから販売されている抗菌、抗ウイルス性のトランシーバーです。外部スピーカーとの接続が容易のため、厨房など騒がしい場所にいてイヤホンをつけていない調理スタッフにも、即座に情報伝達が行えます。
本体のデザインも優れており、飲食店の制服にも自然にマッチします。本体の色はフォーマルな印象を与えるブラック、華やかさを演出できるシャンパンゴールド、そして屋外などのイベントでも目立つイエローの3色から選択可能です。

▶UBZ-M31Eについて、こちらからさらに詳しくご覧いただけます。

IC-DPR4C PLUS

IC-DPR4C PLUSは、アイコムから販売されているトランシーバーです。従来のトランシーバーよりも電波の飛びがよいのが特徴で、広い空間でも快適な通信ができます。
内蔵スピーカーは1000mW以上の高出力を実現しており、騒がしいエリアでも安心して利用できる点も魅力です。
出力は強いですが、本体のサイズはコンパクトです。そのため、飲食店で利用する場合も邪魔になることはないでしょう。/p>

▶IC-DPR4C PLUSについて、こちらからさらに詳しくご覧いただけます。

Withcall Biz

Withcall Bizは、アイコムから販売されている圧倒的な機動力と通信範囲が魅力のトランシーバーです。
auのLTE回線を経由した無線機のため、携帯電話通信網のエリアカバー内であれば地下を含む全国どこでも運用できます。飲食店が全国にまたがる場合も、店舗同士で在庫確認など簡単に通信が可能です。

音声はノイズの発生もほとんどなく、使用感は快適です。飲食店以外でも、ホテルや輸送関連の業種でも採用された実績を誇ります。

また、付属の卓上充電器であるBC-249は最大4台まで連結可能なため、対応するACアダプタとの併用で複数台の同時充電も可能です。

▶Withcall Bizについて、こちらからさらに詳しくご覧いただけます。

飲食店でおすすめのインカムの付け方

インカムの取り付け方はさまざまですが、飲食店の場合ホールやキッチンを行き来するため、小回りがききやすい付け方を心掛けましょう。たとえば、インカムを使用するときはコードが邪魔になるケースが多いです。
その場合は、イヤホンクリップを使用してコードの長さを調整したり、8の字巻きと呼ばれる方法でコードをまとめたりしましょう。

インカムを飲食店で導入する場合の注意点

インカムの導入はさまざまなメリットを飲食店にもたらしますが、もちろん注意点も存在します。たとえば、インカムの通話に集中してしまうとお客様の呼びかけに気づけない可能性もあるため、常に周囲に気を配りましょう。
また、インカムの導入が有効に機能するのは、30人以上のお客様を収容できる規模の店舗です。それ以下の規模のお店では、インカムのポテンシャルを十分に発揮できない可能性があります。

まとめ

以上、インカムを飲食店に導入するメリットとおすすめの機種などについて取り上げました。
飲食店におけるインカムの導入にはさまざまな利点が存在しますが、考慮すべき注意点もあります。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、インカムの導入を検討しましょう。

株式会社ジャパンエニックスでは、多種多様なインカムを取り揃えています。インカムの購入はもちろん、レンタルや無料デモンストレーションも実施しているため、興味を持った方はぜひ公式サイトからお問い合わせください。

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