デジタル簡易無線機の高度化について
デジタル簡易無線機の「高度化」の背景
デジタル簡易無線機(デジタル簡易無線局)は2008年に制度化され、15年以上が経過しました。
現在デジタル簡易無線機は利用者と急激な需要増加により、チャンネル不足や混信が問題となっています。
この問題を解決するため、デジタル簡易無線機の高度化への関係省令が2023年6月1日付で交付、施行されました。
今回の高度化によりチャンネル数の増加や中継利用等が可能となるため、さらにデジタル簡易無線機を快適にご利用いただけます。
免許局の増波と中継器利用について
登録局の増波について
登録局は30chから52ch増波され、82chでの運用が可能になりました。
上空利用は10ch増波で計15chでの運用。
簡易無線機に登録局の制度が導入されて以降、毎年6~7万局のペースで増加しています。登録局は業務用でのレンタルが可能であり、個人単位や趣味としての利用もできる事から、幅広い分野で使われています。このような背景からチャンネルがひっ迫し、都市部や臨海などの一部の地域ではキャリアセンス機能による送信不能が起こり、無線機が使用できなくなる事例が多く発生していました。
今回の増波でチャンネル数が増えるため、混信やキャリアセンスによる送信不能のリスクが軽減されます。
※キャリアセンスとは・・・混信を未然に防ぐために、同じ周波数帯の電波を受信している間は送信が禁止される機能です
免許局と登録局とは?
免許局と登録局の主な違いは「周波数」、「免許の有無」、「レンタル可否」、「キャリアセンス」の4つとなります。免許局は法人・団体が業務に使用することを目的とした無線機です。無線機1台ごとに免許が必要となり、免許を持っている組織に所属している人のみが使用可能です。よって、免許局をレンタル、貸出することは違法です。
登録局は、登録申請の名義人以外の方でも使用可能な無線機で、免許局とは異なりレンタルが可能な無線機です。免許不要、登録・開設申請で使用可能なので業務用としてだけではなく、レジャーや個人利用としても幅広く使用されている無線機です。
デジタル簡易無線機(免許局・登録局)は、今回の高度化でチャンネル数が増えます。以下の項目でそれぞれの変更点について紹介しております。
※免許局のUHFアナログ周波数帯は、2024年11月30日で使用期限を迎えます。詳しくはこちらをご覧ください
増波対応無線機及び中継器一覧
ジャパンエニックスでは増波対応の最新機種やお客様に合ったプランをご提案いたします
ジャパンエニックスでは豊富なデモ機をご用意しておりますので、導入前に無料テストをしてからご検討いただけます。導入後のメンテナンスやアフターケア、大型施設の安全な通信システムの構築等も、専属の営業スタッフと社員の半数以上を占める技術部員がサポートをお約束します。特に今回の高度化により追加されたデジタル簡易無線機の中継器は新しい商品となりますので、中継器を利用した通信エリアの拡大、設置などはジャパンエニックスにお任せください。
ぜひ右上「青色アイコン」のお問い合わせ、または下記フォームからお気軽にお問い合わせください。